atmecanique.tn | 70.0%OFF John Alexander Skelton velvet jacket

ファッション

こちらわ、
john alexander skelton
2021年秋冬 CXから、

1920年代のデッドストック・ヴェルヴェット生地を使ったサイクリング・ジャケットです。

このシーズンわ、雪が舞う自然の中で撮影された、タルコフスキーを思わせる美しいコレクションでした。


サイズ：XS
肩45cm 袖60cm 身幅50cm 着丈65cm


もはやスケルトン定番の丈短のブルゾンタイプ。

フレンチワークやミリタリーから引用されたであろう、ラペルや波打つパチポケのフラップ。

フロントにわ、
全ての意匠を黙らせる最大級のシグネイチャー・ホーンボタン。

特筆すべきわ、やはりこの極上の生地。
ミンクと見間違うほどの質感ですが、これわもう別次元。

光を吸い込む様で、ヨウジヤマモト以上の漆黒に輝いています。


100年近く前のアンティーク生地。
残念ながらパイル抜けが散見イタしマス。
ご確認下さい。

裏地わ白いコットンの総裏地。
こちらわ変色などなく良好デス。

●

スケルトン自身、
美学の源流を19世紀の港湾労働者としてマスが、

彼を象徴する、貴族的でカソックの様な連打ボタンわ中世まで遡る。

初期のコレクションを、
V&Aミュージアムで発表するなど、
自身の関心わ過去にあり、自分の服が未来の研究対象として美術館に保存されることを確信しているかの様な振る舞いは、非常に野心的で現代の「時間」を超越している様に映る。

スケルトンの作品を手にした時の感動わ、
ある種のタイム・トラベルの様だ。

全てがネットでアーカイヴ化され
「ネタ」化したパラダイムとして逆流する現代に於いても、この体験わ異彩を放っている。

アーカイブの語源にわ、
「アルコン」と云ふ土地の権力者のみが記録を保管することが出来たと云ふ歴史があるが、

彼もまた、現代ファッションと云ふ「場所」で「アルコン」として君臨していることわ疑いようがない。

彼の服を着ることは、彼が統治する「時間」と「場所」を巡る格別な体験である

それわ無比なるものであり
我々に「服」とは何かと突きつける。

彼の服が啓示するのわ、ある種パラレルな次元の存在だ。

閉じられた「現在」と云ふ時間だけでわなく、
常に開かれた別の時間が流れていたこと、
そこに自分もアクセス可能なことを、彼の服を着ることを通して知るのである。
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